米国株(ETF含む)の配当金はドルで配当されますよね。これを円に換金するのって面倒じゃないですか?ETFの場合、配当が3カ月に1回のものが多くその都度換金しているのが現状じゃないでしょうか。滅多にやる作業ではないため、やり方を1から調べるなんてことも…。 自動受取 を設定すれば面倒な作業もなくなり、ストレスなく配当金を使えるようになりますよ。
メリットや詳細内容
受け取り方法を選択できる
2023年5月28日より設定が可能になりました。これにより円で受け取ることもドルで受け取ることも選択できるようになったわけです。ではそれぞれの受け取り方のメリットを紹介します。
- 円で受け取る→配当金をお使いの銀行に振り込めば、即現金化することができます。配当金で好きなもの買うって人にはオススメです。
- ドルで受け取る→再投資がすぐできます。米国株はドルで購入することができるため、配当金を再投資したい人にオススメです。
自分のやり方に合わせて選択できるというのはめちゃくちゃ朗報ですよね。
他の証券会社でできるのか
2023年5月31日時点で円で受け取り可能な証券会社は楽天証券のみです。表にするとこんな感じです。
米ドルで受取り | 円で受取り | |
楽天証券 | 〇 | 〇 |
SBI証券 | 〇 | × |
マネックス証券 | 〇 | × |
松井証券 | 〇 | × |
auカブコム証券 | 〇 | × |
他の証券会社も追従すると思われます(笑)。それぐらい便利な機能だと思います。
反映のタイミング
楽天営業日15時30分までに設定すれば、2営業日以降に適用されます。早くても2日はかかるって感じでしょうか。米国株の配当金情報を見れば毎年の配当のタイミングがわかるので、逆算して設定しておきましょう。
雑所得でなくなる
今までは配当金をドルで受取り手動で円に換金していましたが、換金のタイミング次第では為替の影響を受けていました。それが雑所得に該当するケースがありました。イメージはこんな感じです。
配当金を1ドル受取る(この時は1ドル100円)→しばらく換金せずにいたら1ドル130円になっていたので換金する→差額の30円が雑所得に該当する
こんな感じです。円で受取ればこのようなことが防げます。
為替手数料
為替手数料に変更はなく手動でも自動でも片道25銭です。
円で受取る設定方法
では実際に設定していきましょう。筆者も実際に変更しました。
・アプリで楽天証券を開き、マイメニューを押した後、お客様情報の設定・変更を選択します。
・各商品に関する設定を選択後、外国株式を選びます。
・青枠の変更を選択します。
・円貨で受取りを選択して確認を押します。
・変更を押します。
・設定が完了しました。これで終わりです。
まとめ
- 配当金を使いたい人は円で受取る設定がオススメ
- 配当金を再投資したい人はドルで受取る設定がオススメ
- 円の受取り設定は楽天証券しかできない(2023年5月31日時点)
- 設定の反映は2営業日以降
- 為替手数料は手動も自動も同額
- 設定は1分程度で完了
一度設定をしてしまえば、配当金が円でもらえるようになります。私はこの作業を年4回やっていましたので、この手間がなくなるのはうれしいです。中にはもらった配当金を円に交換する作業が好きって人もいるかもしれません。どちらにせよ、配当金がもらえた時ってうれしいですからね(笑)
みなさんにとって有益な情報になればうれしいです。
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